前回は会社が傾くと会議が増えるというお話を書かせていただきました!
(前回記事:会議が増えるのは会社が倒産する兆候!?)
しかし何故会社が傾くと会議が増えるのでしょうか?
今回はその会社が傾くと会議が増える理由について書いていきたいと思います!
会社が傾くと会議が増える3つの理由
まず会議に参加する人の多くは、無駄に増える会議を無意味だと捉えています。
しかし会社の経営陣は、当然ですが無駄だとは思っていません。
会議をすることに意味があると考えており、またそれが会社を破滅に導いていることに気付かないことも多いそうです。
では経営陣は、どのような理由から会議を増やしたいと考えるのでしょうか?
その会社が傾くと会議が増える理由を3つに分けてご紹介していきます!
1.経営陣は「全員で話がしたい」と思っている
まず経営陣は、在籍する社員(中規模の会社なら管理職のみ)を全員集めて会議を行いたいと考えます。
内容としてはメールなどで済む話だとしても、全員で顔を合わせて話をすることが大切だと考えるのです。
現場で働いている人達は貴重な稼働時間を奪われる訳ですが、経営陣はもはやそんなことは気にしていません。
会議を重ねることで経営不振の理由を洗い出し改善していこうと考えるのですが、その会議こそが経営不振の理由だとは思わないのです。
まさに灯台下暗しですね…!
2.社員に緊張感を与えたい
2つ目の理由は、社員に緊張感を与えるためです。
社員と個別に話すより全体会議で個人にフォーカスして詰める方が、経営陣にとっては時間効率もいいですし、会議に参加している全員に緊張感が生まれます。
それが良い緊張感であればいいのですが、実際は社員にとってはモチベーション低下の原因にしかならないことが多いです。
しかし現状打破するためには社員を無理やり動かすしかないという状況もあったりしますので、その温度感の差でと経営陣の間で軋轢が生まれたりするのです。
3.経営陣の不安解消のため
最後の理由はこれです。
現場の社員が一生懸命働いていたとしても、経営陣からその働きはよく見えません。
なので「ウチの社員はやる気がないんじゃないか」「仕事をするふりして、本当はサボっているんじゃないか」みたいな不信感はどうしても出てきます。
業績が下がっている状況なら尚更、そのような不信感は一層強くなるのです。
そのため定期的に会議を行って、現場では何が行われているのか、社員たちはどのようなモチベーションで働いているのか、逐一確認したくなるようですね。
それも社員からしたらいい迷惑でしょうが、経営陣も不安を抱えているということを理解して、定期的に現場の動きを報告することも大切になのかもしれませんね…!
会議が増える理由は社員側にもある
以上が会社が傾き始めると会議が増える理由になります!
無駄な会議が増えてくる理由については経営上の問題もあるかもしれませんが、社員側から現場の情報を経営陣に共有することによって、その無駄な会議は減ってくると思います。
前回もお話しした通り、会議が増え始めたら転職を意識した方が無難ではありますが、社員側も無駄な会議を減らすよう意識してみることで、ひょっとしたら会社が変わってくるかもしれませんよ!