政府が非正規社員にもボーナスを支払うように、企業に働きかける動きが最近見られています。
政府が賃金に関するガイドライン(指針)案をまとめているのですが、その中に悪い企業の例として「正社員にはボーナスを支払い、非正社員には支払わない」という記載がありました。
まだ具体的な動きこそないものの、今後は派遣社員や契約社員のような「非正規社員」にもボーナスが支給されるといった時代がくる可能性が高いようですね!
非正規社員にボーナスがなかった理由
ちなみに今まで非正規社員にボーナスがなかった理由ですが、単純に日本が不景気で安定している会社も少なくなっているので、企業はいつでも切れる非正規社員を雇いたがります。
これは日本の法律で正社員をクビに出来ないため、企業が正社員として雇うことに慎重になっているのですね。
これを改善するためには、企業が正社員をクビにできる制度を導入するのが日本の生産性を上げる意味でも最適だと言われているのですが、その話はまた別の機会に(笑)
話を戻しますと、日本の企業は派遣社員や契約社員に対しての待遇が低くてもいいという認識が強いので、今のような賃金格差が生まれているのですね。
海外の派遣は賃金が高い!?
ちなみに他の国、例えばアメリカなどは派遣=スペシャリストという感覚があるようで、ある一つの能力が高い人が、派遣としてその能力を必要としている会社に入り、高い報酬を貰うというのが理想だという認識があるみたいです。
日本はアメリカの後追いになる傾向があるので、今後日本もそのような形になっていく可能性はあります。
もしそうなった場合に派遣のまま高い報酬を得るためには、当然ある分野に特化した実力が必要なわけですね!
派遣でも高い賃金を得られる実力をつけよう
政府が非正規社員にボーナスを義務付けたところで、派遣社員の給料が無条件に上がるかというと、恐らくそういうわけではないと思います。
ボーナスが支給する代わりに基本給を下げるなど、企業もなるべくお金を払わないための動きをしてくることは可能性として大きいですよね。
ただその中で高い実力を誇ったスペシャリストは、高い報酬を得ることが出来るようになると思います。
現に今でもエンジニア関係の派遣では、すでに日本でも月100万円近い報酬を得ている方もいますからね。
そこまでいかなかったとしても、今後派遣社員でも高いスキルを持っている人間は、企業から高い報酬やボーナスをもらえる可能性が高いので、現在非正規社員で働いている方も、高いスキルを身に付けておくと将来高い報酬が得られると思いますよ!