近年過労死に関するニュースが大きく取り上げられるようになりました。
過労死するまで働かせる企業は決して許せる存在ではないですし、電通の一件もあり過労死に対する世間の関心も大きいからでしょう。
ブラック企業が増えている今の現状、決して過労死が人ごとではないので、特に若い人からの関心を集めやすいのかもしれませんね…!
そんな過労死ですが、基本的には徐々に鬱状態に陥ることで起こると思われていますし、実際その通りなのですが、実は過労死に向かう初期の兆候はなんと「意欲的になる」ことだそうです!
真面目でやる気のある若者ほど過労死の可能性が!
ブラックなほど長時間にわたる労働でも、真面目でやる気のある人は逆に熱意を持って仕事に打ち込んでしまいます。
長期労働を良しとする会社も、社員に対し「成長する」「将来が楽になる」などといった言葉を使いますので、将来のために今の時間を投資するという考え方になってくるのです。
その考え方は間違ってはいないと思いますが、将来のための投資とは会社に長時間縛り付けられることではありません。
自分で本を買って読んだりセミナーに参加するなど、会社のためではなく自分のために投資を行うことが大切なのです。
この辺りを間違えてしまうと、心にどんどん負荷がかかっていき、過労死への道を歩みだしてしまいます。
知らないうちに過労死へ向かう若者
そうして仕事を頑張っていくうちに、徐々にイライラしたり神経質になっていくかもしれません。
これは完全な危険信号で、鬱や無気力状態になる一歩手前まで来ていると言えるでしょう。
しかし本人はなかなかそのことに気がつかないもので、上司も周りの人も「鬱になって初めて仕事と呼べる」くらいの話をすることもあるらしく、徐々に感覚が麻痺して来てしまいます。
初めて勤めた会社がそのような会社であれば、「これが社会人なんだ」と変な納得をしてしまうかもしれませんが、それが間違いなんだと自身で気付くことが大切になってくると思います。
頑張り過ぎてると感じたら、過労死の兆候を疑うべき
もし今社会に出てから頑張り過ぎていると感じている方は、過労死の兆候があることを疑った方がいいかもしれません。
何故なら過労自殺も含め過労死を防ぐ唯一の方法は、「自分で気付く」ことに他ならないからです…!
過労死する可能性は誰にでもありますし、自分は大丈夫だと思って頑張り過ぎてしまう人ほど、精神的に危険な状態に陥るまで行動し続けてしまいます。
なのでもし自分が長期労働を強いられ、その中で少しでも疲れを感じたのなら、一度足を止めて今後の人生について考えてみる時間も大切かもしれませんよ!