転職後は新人の気持ちで仕事を教わらなければならないことは、誰しもがわかっていることだと思います。
ただ当然転職の場合はある程度社会人経験を積んでいますので、上司から教わることの中には知っていることも多々あることでしょう。
そんな時には素直に知っている旨を伝えるべき時もあれば、敢えて「知らないふり」をした方がいい時だってあるのです…!
転職後には知らないふりも大事
例えばあなたが上司だとして、自分が何かを教える度に部下が「はい知ってます」なんて毎回答えてきたら、果たしてどんな気持ちがするでしょうか?
色々な意見があるかもしれませんが、少なくとも気分はあまり良くないですよね(笑)
恐らく新卒の時は上司の言うことをメモに取ったり、相づちを打ったりしたと思いますが、その行為には仕事を覚えようという気持ち以外にも、上司のご機嫌取りという意味合いも多少なり含まれていたと思います。
転職の場合には知ってることが新卒の頃よりも多いので、ついメモを取らなかったり知ってるアピールをしてしまいがちですが、それは上司の機嫌を損ねることに繋がり兼ねません。
なので知っていることでも敢えて知らないふりをし、メモを取ったり質問などをすることで、余計な軋轢を生まずに済む訳ですね!
常識的なことは知らないふりをしないこと
ただし注意点としましては、ビジネスマナーなど常識とされることに対しては、知らないふりはしないようにしましょう。
特に転職の場合は、そういったものは身につけているものと思われていますので、ビジネスマナーを教わった時に感心した素振りを見せてしまうと、完全に逆効果となってしまいます(笑)
あとはその業界の常識とされること(予め勉強していればわかること)も、知らないふりはしないことです。
ここら辺は逆に「知ってますアピール」をすべきところなので、知らないふりをするタイミングは間違えないようにしましょう!
知らないふりをすべきタイミングとは?
では知らないふりをするタイミングとはどのようなタイミングかと言いますと…
こちらは言葉にするのは難しいのですが、簡単に言えばその上司がややドヤ顔で話をしている時です(笑)
話の内容は専門的な難しいことかもしれませんし、業界の実践的なノウハウかもしれませんが、内容はなんであれ上司があなたを感心させようという話し方をしていたら、素直に感心した素振りをしておきましょう。
伝わりにくかったら申し訳ないのですが、話の中で「ここで知ってますと伝えたら話の腰を折ってしまうな…」などと感じた時には、そこが知らないふりをすべきタイミングだと思っておくといいと思います!
転職後は「知らないふり」もうまく使おう
転職後に教わることは前職と業界が近ければ近いほど知ってることばかりで、メモを取ることや話を聞く必要性すら感じない時もあるでしょう。
しかし転職直後の研修のタイミングは、上司との最初にして一番重要なコミュニケーションの場であることを忘れてはいけません。
また「知らないふり」が出来る人は人間的にも徳が高い人なので、知らないふりをすることで人として一歩成長するチャンスでもあります。
もし仮に上司から教わることが知っていることだらけだったとしても、「知ってます」という言葉は飲み込んで、上司から好かれるようなメモの取り方や相づちの打ち方、質問の仕方を心がけましょうね!