何かしらの事情により転職を考え始めた時、恐らく誰かに転職の相談を持ちかけることもあるでしょう。
その転職相談に関してよく言われるのが、「親には相談するな」という話です。
学生の頃から親の言うことを聞いて育ってきたタイプの人は、今後の自分の進路まで親に委ねがちで、その考えが社会人生活を送る上ではあまり良くないみたいですね…!
確かに社会人になったら自立すべきではありますが、ただ「自分よりも数十年生きていた人の言うことは素直に聞いた方がいいのでは?」という考え方もありますよね。
それも踏まえて、今回は「何故親に転職相談をしてはいけないのか」について考えていきたいと思います!
本当に親に転職相談をしてはいけないのか?
社会人になったとはいっても、親というのは無条件の愛をくれる、いつでも頼れる存在です。
その親に転職相談をするのが完全に悪かといえば、別にそんなことはないと思います。
親身になってあなたの悩みや愚痴を聞いてくれるのであれば、それだけで心は癒されるでしょうし、次に向かう勇気も持てるでしょうからね…!
ただそれで終わりならいいのですが、中にはあなたの進路について意見を言ってきたり、あるいは「こうしなさい!」なんて強制してくる親御さんもいるかもしれません。
親に転職相談をする際に一番気をつけるべきことは、「進路までは委ねない」ということです。
何故親に転職後の進路を委ねてはいけないのか?
親に関わらず学校の先生などもそうですが、一世代前のアドバイスを鵜呑みにすることはあまりオススメ出来ません。
何故かと言いますと、あえて悪い表現を使うなら「時代遅れのアドバイス」に耳を貸すことになるからです。
もし今(今後)と昔で経済の流れや雇用の形が変わらないと思っている人がいたら、その考えは改めなれければならないと思います。
以前堀江貴文さんが大学のスピーチで言っていたのですが、今後親の世代のような生き方(大企業に入れば一生安泰、家庭を持って幸せな生活が送れる)が出来るのは、ほんの一部のエリートだけだそうです。
未来のことは誰にもわかりませんが、少なくともこれからの時代は世界との競争に晒されますし、そうでなくても少子高齢化により日本経済が縮小していくことは誰の目にも明らかです。
少なくとも親の世代のような生き方をしていたら、よほど突き抜けたエリートにならない限り、低い収入で色々なことに我慢しながら生きていかなければならなくなるかもしれませんね。
誰に相談するのがベスト?
では誰に相談するのがベストなのかといいますと、理想は今後の経済や仕事の動向についてよく勉強し理解している人がいいです。
知人や周りにそのような人がいればいいですが、もしいない場合には転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談するのがいいでしょう。
人材業界というのは学習意識の高い人が多く、仕事や経済の動向についてよく理解している人も多いです。
少なくとも「今後なくなる仕事」「伸びる業界」くらいは熟知しているはずなので、もし誰かに転職の相談をしたい場合は、転職エージェントなど人材業界の人に相談すれば間違いないはずですよ!
転職に関する相談は、しっかり相手を選ぼう!
という訳で転職に関する相談をする際には、ちゃんとした知識を持っている人にしましょう。
何度も言いますが親に相談することは決して悪いことではありません。
しかし進路まで委ねてしまうと、一世代前のアドバイスにその身を委ねることになり兼ねないのです。
少なくともこれからの時代でいい暮らしをしていきたいのであれば、伸びる業界に入るか自身のスキルを高めるかのほぼ二択になってきますので、「大企業に入れば大丈夫!」などというアドバイスにはもう耳を貸さないようにしましょうね!