グローバル社会において英語の必要性は格段に上がってきています。
社内公用語を英語とする企業も出てきている時代ですし、
英語が出来ないと通用しない場面も出てくるかもしれません。
しかし日本国内で英語を必要とする場面はそれほど多くないですし、
実際実用レベルで英語を使える人はほとんどいないのが現状です。
そんな日本の転職市場において、
英語が出来る人は果たしてどれほど評価されるのでしょうか?
あくまで仕事の能力が最優先
英語に限らず様々な資格をとって、
転職市場における自分の価値を高めようとする方は多いです。
もちろん英語や資格が仕事に直結するのであれば、
その勉強をすることはむしろ必須科目となると思います。
しかし仕事に直結しないことに時間を割いて勉強していることに対し、
人事の方からむしろマイナスの印象を受ける場面もあったりします。
例えばプロ野球選手としてまだ活躍できていない人が、
簿記や宅建などたくさんの資格を所有していたり、
将来メジャーで活躍する時に備えて英語の勉強ばかりしていたらどう思うでしょう?
将来的なことに備えるのは悪くはないですが、
肝心の野球は?って思いますよね(笑)
管理職レベルの転職なら英語力を見られることもありますが、
特に20代の転職において英語力を見られることは、
実際のところ直結する仕事以外はほとんどありません。
まず与えられた仕事が出来る能力やマインドがあるかどうか。
ここの部分を重点的に問われると思っておいていいでしょう。
とはいえこれからの時代に英語は大きな武器になる
もちろん目先の仕事がしっかり出来た上での話ですが、
これからの時代で生き残っていくためには、
当然英語の力は必要になってくると思います。
日本でしか戦えない人と世界を相手に戦える人だったら、
後者の方が圧倒的に可能性が広がるのは容易に想像できることでしょう。
順序を間違えてはいけませんが、
仕事で大きな実績を残してきた人やスキルが高い人が、
その上で英語力を身につけていることは大きなアピールポイントとなります。
「これからの時代に備えて英語の勉強もしてきました」
仕事が出来た上でこの一言を言える人は、
転職市場においてかなり強いといえるでしょうね。
TOEICでは何点くらい必要?
では実際TOEICでどれくらいの点数を取っておけば、
転職市場において有利に働くのでしょうか?
よく言われるのが「600点以上」という基準ですが、
実はTOEICの平均点はおおよそ590点くらいです。
このあたりをよく知っている人事の方であれば、
600点だとあまり評価されない可能性もあるわけですね。
なのでもし英語力を本気でアピールしたいのであれば、
上位20パーセントである「750点以上」を目指していきたいところです。
これくらいの点数を持っていて評価されないことはまずないので、
履歴書にも堂々と書くことが出来ます。
またTOEICで高得点を出せる人は自己研鑽を怠らない人なので、
そういった姿勢も評価されやすいのです。
まず仕事、プラスαで英語が出来ることをアピール
これからの時代英語が出来る人の方が活躍できる可能性は高いですが、
まず仕事が出来ないと英語が話せようが意味がなくなってしまいます。
転職市場でも仕事で結果を出せていないのにTOEICの点数だけ良かったりすると、
人事の方から「資格バカ」という不遇な扱いを受けてしまい兼ねません。
身につけた英語力をしっかり活かすためにも、
まず仕事に誠心誠意取り組み結果を出してきたことをアピールし、
その上で英語力もあることをアピールポイントとしましょう。
特にグローバルを意識している会社であれば、
必ずあなたという人材を採用しようと思うはずですよ!