最近「置かれた場所で咲きなさい」という、
少し前に大ベストセラーとなっていた本を読みました。
本書の内容はタイトルから推察できる通り、
与えられた環境にどう向き合うかをベースとして、
様々な教えが語られている本となっております。
本書は今転職を考えている方には、
今の会社に残るにしろ次の会社を見つけるにしろ、
必ず読んでおいて欲しいと思いました。
「置かれた場所で咲く」という考え方は、転職においてとても重要
今回お伝えしたいのは何も「転職するな」ということではないですし、
新しい環境を選ぶ際にも是非持っておいて欲しい考え方です。
「置かれた場所で咲く」というのは本書でも書かれている通り、
何も環境に対し諦めの感情を持つことではなく、
笑顔で幸せに生きることで、その環境に入ったことが
間違いではなかったと証明することです。
今転職を考えている方の中には、
現在「置かれている」ところがとても辛い環境なのかもしれません。
咲くことができない時もあることと思います。
しかし咲くことが出来ない時こそ、
根を下に伸ばし続けることも大切になってきます。
そうすればやがて自分のやってきたことの芽が出てくるでしょうし、
転職という環境を変える選択をしたとしても、
そこで培われた精神は必ず生きてきます。
普段は転職を勧める立場ではありますが、
少なくとも自分の芽が出ないのを環境のせいにしたまま、
転職という決断をしない方がいいと改めて感じました。
前職で乗り越えられなかった壁は、次の職場でも必ずまたぶつかる
ちなみにこの内容を読んでいる中で思い出した言葉に、
「前職で乗り越えられなかった壁は、次の職場でも必ずまたぶつかる」
という言葉があります(表現は少し違うかもしれませんが)。
この言葉の通り少なくとも置かれた場所で咲こうとしなかった人、
咲けなくとも根を下に降ろそうとしてこなかった人が、
環境を変えることで咲くことができる可能性は限りなく0に近いと思います。
転職したばかりの時に一時的に「咲く」ことはあっても、
時間が経つごとに様々な面で誤魔化しが効かなくなってきて、
結局前職と同じ悩みを抱くというのはよく聞く話です。
なので少なくとも今いる環境で精一杯努力しようという精神は、
転職するにしても持っておいて欲しいと感じるのです。
「置かれた場所で咲きなさい」は転職する人にこそ読んで欲しい本かも
ここまで転職を引き止めるような書き方になってしまいましたが、
転職の決意が固い人に対し「置かれた場所で咲きなさい」というのは、
その人の状況も考えれば少し違ってくることが多いかもしれません。
もし転職をすると決めているのであれば、
次に入る会社で「咲く」覚悟を必ず決めて欲しいと思います。
咲くというのは身を粉にして働けという意味ではもちろんなく、
その職場を通じて幸せになる覚悟を持つことです。
そのためのスタンスやマインドセットを学ぶ上で、
本書「置かれた場所で咲きなさい」はとても大切な教えが詰まっているので、
転職するにしてもしないにしても、必ず一度は芽を通して欲しい本ですね!