男女雇用機会均等法が発足されてからも、
依然難しいとされている女性の社会進出について、
今回は触れていきたいと思います。
昔の男社会と言われていた時代から比べますと、
現在は女性の社会進出は格段に進んでいるとも言えますし、
実際女性の管理職や役員も年々増加の一途を辿っています。
アメリカの統計では女性の管理職の多い企業の方が、
そうでない企業よりも業績を大きく伸ばす傾向にあり、
それを受けて女性の管理職を増やす大企業なんかも、
近年はちらほら見受けられますね…!
しかし実際に日本の企業で働く女性の多くは、
やはり女性であるが故に仕事(出世)において
恵まれていないと感じることが多いそうです。
それには一体どのような理由が挙げられるのでしょうか?
女性の8割は「男性の方が仕事に恵まれている」と回答
人材会社「エン・ジャパン」の統計によりますと、
女性の実に8割近くは「男性の方が仕事に恵まれている」と
感じているそうです(厳密には77%の人がそう思っているそう)。
なお同等だと感じている人の割合は17%ほどで、
逆に女性の方が仕事に恵まれていると感じているのは
わずか6%に過ぎないようですね…!
では何故男性の方が仕事に恵まれやすいと感じるのか。
それはやはり女性ならではの「結婚」「出産」といった
ライフイベントが大きく関係してきます。
結婚や出産によって退職や休職の可能性がある女性に比べ、
それらがない男性の方を要職につける企業は依然多く、
女性というだけで要職に就けない企業なんかもあるようです。
古い考えの経営者なんかは
「男性は外で仕事をし、女性は家を守る」
という意識を未だにもっていたりもするようで、
女性の社会進出に歯止めをかける状況になっていますね。
現実問題として、全国的に見れば
女性も仕事の機会に恵まれるような社会になるのは
もう少し時間がかかりそうな気がしますね…。
女性を重く取り立てる企業もある
とはいえ女性の管理職登用を積極的に取り入れている企業も、
少しずつではありますが増えているのもまた事実です。
特に新しい文化を常に取り入れているベンチャー精神の強い企業は、
女性の社会進出が著しいアメリカの企業のような体制や考え方を、
積極的に自社にも取り入れようとしています。
もしあなたが女性で、現在就職活動をしているか、
あるいは今の会社ではキャリアを伸ばせないと感じ、
転職活動をしているのであれば…
就職する会社を決める一つの基準として、
女性の管理職がいるか(大きな企業なら役員が男性だけでないか)を
しっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。
謳い文句で男女平等を掲げていても、
実際は結婚や出産を理由にポジションを上げてもらえないことが
事例として多々ありますからね。
言葉よりも行動を信じることこそ、
仕事を探す上でも大切になってくるのです。
出世したい女性は、企業選びを間違えないように!
最近専業主婦になりたい女性の声が取り沙汰されることも多いですが、
逆にバリバリ仕事をしていきたいという女性も多いはず。
そんな女性にチャンスを与えられない企業側の問題も大きいですが、
現状はそれを嘆くよりも女性にもチャンスを与えられる企業を
しっかりと見定めることの方が大切になってきます。
今は会社の口コミサイトのようなものも立ち上がっていますので、
実際に勤めている方の生の声を聞いておくことも重要かもしれませんね!