転職サイトで色々な求人を見ていると、その中に
「未経験歓迎!」
「必要なのはやる気だけ」
「とりあえず遊びに来てください♪」
みたいな求人を見かけることがあると思います。
そのような求人はとにかくハードルが低く設定されているので、
応募もしやすく内定ももらいやすい印象を受けることが多いです。
しかし応募のハードルが低い求人というのは、
本当に内定がもらいやすいのでしょうか?
実際の求人応募数などの実情から、感じたことを書いていきます。
応募の基準が低い企業=人材に困っている?
応募の基準が低い求人を見かけると、
まず思い浮かぶのが「人材不足」とか
「採用に困っている」という印象だと思います。
もちろん人材が来ないから基準を低くしている企業もありますが、
実際は必ずしもそうとは限らないようです。
とある企業の例でみてみますと、
最初は意識が高くて優秀な人材を採用しようと、
応募の基準を高めに設定した求人広告を出しました。
しかし採用がうまくいかず応募の基準を下げてみたところ、
優秀な人材からたくさん応募があったのです…。
ですのでそのことがわかっている企業は、
あえて基準を低く設定することで応募の母数を稼ぎ、
多くの(優秀な)人材の中からふるいにかけています。
ですのでこのことを鑑みると、
基準の低い求人は実は競争率が激しく、
裏では求められる基準は高い可能性もあると考えられますね。
応募基準の低い企業は、条件面を見れば採用状況がわかる
しかし当然応募基準の低い求人全てに、
たくさんの応募が集まっているわけではありません。
応募がたくさん来ているかを把握するには、
その求人の条件面を見てみると何となくわかります。
まず応募がたくさん来ている求人は、
福利厚生がとても充実しています。
土日祝休みというのは当たり前で、
その他の特別手当などが充実していたり、
社内独自のユニークな福利厚生が多く見受けられます。
(余談ですが一番人気の福利厚生は、住宅手当や家賃補助だそうです)
更には急成長中のベンチャー企業で、
年齢層も若めであることも多いようですね。
若い力が集まっている企業には、
若く成長意欲の高い人材が多く集まってくるみたいです。
ただ応募基準が低いだけの企業の場合は…
逆にこれらの福利厚生や手当などがなく、
ただ応募基準が低いだけの企業の場合は、
定着率の低いブラック企業の可能性が考えられます。
こういった企業は内定をもらえる確率は高いでしょうが、
その後続けられる会社かどうかは疑問ですし、
続けられない人が多いからこそ求人の敷居を低くし、
たくさんの人を集めている可能性も考えられます。
いずれにしても応募基準が低めに設定されている求人は、
事前にしっかり調査しておく必要があるかもしれませんね…!
応募基準が低い求人=競争率が高い可能性が高い
いろいろ書きましたが、応募の基準が低めに設定されいる求人には、
優秀な人も含めて多くの求職者が応募をするため、
むしろ競争率が高く内定がもらいにくい可能性が高いです。
ですので「とりあえず転職!」と基準の低い求人にばかり応募し、
ことごとく落とされてしまっている方がいらっしゃったら、
恐らく今回の記事に書いたようなことが原因かと思われます。
むしろ基準が高めの求人の方が競争率は低いので、
そういった企業の方がむしろ狙い目かもしれませんね。