よく転職相談の際に「なるべく人と関わらない仕事がいいです」という方がいらっしゃいます。
自分も昔は同じ考えだったのでよくわかるのですが、やはり人と関わらない仕事の方が様々な面で楽そうですし、セルフイメージが下がっていると「こんな自分でも出来る仕事」という判断基準も出来てしまうでしょう。
そしてなるべく人と関わらない仕事ということで、製造など黙々と作業をする仕事だったり、もしくは高いコミュニケーション能力が必要なく、人間関係も楽そうな介護などの仕事を選びがちです。
そうした仕事は肉体的は厳しいですが気持ち的には楽ですし、人間関係が苦手で仕事が続かない人でも、長期間仕事を続けることができます。
これはあまり人と関わらない仕事の、大きなメリットですね。
人と関わらない仕事を選ぶことの大きなデメリット
しかしなるべく人と関わらない仕事を選ぶことの、デメリットも存在します。
それは将来的に稼げる金額が低くなってしまうことです。
人と関わらない仕事といえど、決して楽な仕事ではないことはわかっています。
しかしそういった仕事は、体力さえあれば誰でも出来る仕事なのも事実です。
特に介護の仕事をイメージして頂けるとわかりやすいでしょう。
介護は聞いてるだけでも辛くて大変な仕事なのに、それに見合った給料を貰っているとは思えません。
では何故薄給なのかと言いますと、その仕事を出来る人が他にいくらでもいるからです。
要するにそういう業界は、売り手市場なのですね。
仮にあなたが辞めてしまったとしても、他に働き手はたくさんいるのです。
それでも人と関わらない仕事を選びますか?
こういう業界で働いていても、将来的に高い給料を得ることは難しいことがわかると思います。
自分一人の人生なら大して問題ないかもしれませんが、将来の結婚生活を考えたとき、親の面倒を見なければならなくなった時など、後で後悔することにもなり兼ねません。
なら今のうちにどういう仕事を選ぶべきかと言いますと・・・
ズバリ、コミュニケーション能力が必要な仕事です!
簡単なところだと接客や販売業、難しいところですと法人営業ですね!
人と関わる仕事をあえて選ぶべき理由
仕事全般的に言えることですが、基本的にコミュニケーションが必要な仕事ほど収入が高い傾向にあります。
その中には専門技術や資格などが必要な仕事もありますが、販売や営業などはこういった専門スキルがほとんど必要ありませんので、探せばすぐに仕事が見つかります。
対人関係に苦手意識がある方は、いきなり営業の世界は厳しいかもしれないので、接客、販売業などからステップアップしてもいいでしょう。
こういう選択肢を選ぶのにはとても勇気がいるでしょうが、コミュニケーション能力の高い方、営業経験があるような方は転職でもかなり重宝されるので、将来後悔することは絶対にないと言い切れます。
もし今「なるべく人と関わらない仕事がしたい・・・」と考えていらっしゃる方がいたら、本当にその仕事でいいのか、将来のことも考えてしっかり考えておきたいですね。
苦難の道にこそ光ありです!